カテゴリー別アーカイブ: 九十九湾

能登九十九湾は美しい海です

きゃーらげ

珠洲の祭りへ行くと子供たちの「きゃーらげ」を目にすることができる。

「きゃーらげ」ってな~にと思われる方が多いと思う。

木遣り唄とでもいうか、能登の祭りはキリコ祭りが多いが、山車を曳く祭りも数多くある。

「きゃーらげ」は、山車を曳くときに囃子方として乗り込み、「よーまいた」と囃しながら引き手の調子を合わせる役割を持った子供たちが行う伝統行事であろうか。

山車が運行されているときは山車に乗り込み、山車がお宮さんに入り、入れ宮が終わると、「きゃーらげ」の子供たちは若い衆の背に負われて、集落ごとの各家々を回るのである。

各家々の座敷では「よばれ」という饗応がなされているが、その座敷へ子供たちが迎え入れられ、その家の繁栄を寿ぐ「きゃーらげ」を舞い、唄うのである。

小学生が赤い着物を着て、稚児のように化粧をしており、大変可愛らしいものである。

座敷で「よばれ」で御膳に座っている人達から、「花(簡単に言えばご祝儀である)」をうってもらうと、更に次の「きゃーらげ唄」を披露し、多ければ3回も4回も唄う座敷もある。

この「きゃーらげ」は、例えば、タチマイ(上棟式)など、いろいろな祝い事の宴席で「大盃(大きな盃に酒を接ぎ、参列者が順次飲み回すのであるが、その時に、肴と称して誰か彼かが唄や都々逸など何でもよいのだがみんなに披露し、披露し終えると盃をもった人が酒を飲み、次の人に盃をまわす能登地方での習慣)」をすることがあるが、その席でもよく「きゃーらげ」が肴として披露される。「きゃーらげ」の得意な人がいるのである。

珠洲市内でも、飯田、鵜島、上戸などで山車の出る祭りがあるので、一度見てみられるのも面白いのではないか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

海藻(たかも)パートⅡ

「たかも」ってなんだろうと思われる方も多いと思います。

正式名称は「アカモク」、ヒバマタ目ホンダワラ科に属する海藻です。

能登でも地域によって呼び名は変わっております。

のときんぷらの周辺地域では、「たかも」と呼ばれ、珠洲の方へ行くと「だいずる」と呼ばれています。

細長い(一本が4~5メートル以上あるのでは)海藻ですが、粘りけがあって、味噌汁の具材、酢味噌和え、ポン酢でもおいしく食べることができます。

私の家では、酢醤油で食べることが多いのですが、海藻しゃぶしゃぶや粕汁に入れてもおいしいです。

能登には、この他、「カジメ」なども採れるのですが、今年はカジメが少なかったそうです。

茶色の幅広の海藻を細く切りに刻み、ぼうず(具を入れない)粕汁をつくり、お椀に刻んだカジメを予め入れて、その上に熱々の粕汁を注ぐと、真っ青になり、どろどろの食感がたまらなくおいしいです。

珠洲の飲食店では、海藻しゃぶしゃぶなども供されておりますので、寒い時がおいしいごちそうなので、寒いうちに是非ご賞味してみてください。

 

海洋深層水の大浴場

先日までの暖かさは何だったの?と言わないばかりに、又雪が降って冬に逆戻りですね・・・(+_+)

こんな寒い日は皆様どうお過ごしでしょうか?

私は、当ホテルの海洋深層水のお風呂にゆっくり浸かって体も心も温め次の日に

備えて・・・「頑張ろうって」プチ贅沢ではないですが幸せな気分になりませんか・・・

当ホテルでは、金曜日以外バスの送迎もしてますのでお誘い合わせの上小さな幸せを

感じてみませんか・・・。

もう3月だというのに、今度は真冬に逆戻りです。

おかしな天気ですね・・・

本日嬉しいことが一つありました。裏山で椎茸が4個、肉厚で美味しそうな・・・

本当に美味しそうです、炉端で焼いて召し上がって貰う事にしました。

お客様に喜んもらえるとうれしいなぁと思います。

 

 

啓蟄

三月六日は二十四節気の一つである「啓蟄」の日である。

土の中の虫たちが動き出す時期を指しているのだそうです。

しかし、今日は少し寒いので、虫たちも動き出せずにいるのではないでしょうか。

暑さ寒さも彼岸までとか、三寒四温とか、昔から言われておりますが、昔の人達はうまく季節の移り変わりを表現していると思います.

今年の彼岸の入りは18日で、お彼岸の中日である春分の日は21日であります、

祖母が元気な頃、朝晩の仏壇のお勤めの時に、「今日はお彼岸の中日や。」などと、よく言っていたのを今でも覚えております。

そういった季節の移り変わりを示す言葉ととともに、おそらく野菜の種まきとか、畝作りとか、農作業の準備を頭の中で考えていたのではないだろうか。

ホームセンターでもジャガイモの種芋が販売されておりました。だんしゃく、きたあかりなどとたくさん並んでおりました。 もう少したてば、土筆やネコヤナギの芽も出始めるのではないでしょうか。

暖かい日に、ドライブがてら川沿いを散策してみるのも面白いかもしれません。

いほり

春が来ると農作業が本格化する。

ジャガイモの植え付けや稲作のための準備がある。

昔であれば、苗代に使うため、秋の刈り入れ後、籾殻をいぶし、燻たんにしておくところから、既に次年度に向けた稲作準備が進められていたのだが、近年は、機械化が進み、苗代作りは行われなくなり、秋の風物詩とも言えた燻たん作りが見えなくなり、籾殻を風呂の残り湯につけ芽だしをしたりすることもなくなって、箱苗づくりが機械によって行われるようになった。

前置きが長くなったが、そういった稲作の準備であるが、私の住むところでは、毎年4月の第一日曜日に「いほり」が行われる。

「いほり」とは、田んぼの用排水路の泥上げのことである。集落で田んぼを有する家の人が朝8時頃に集まり、各集落毎の持ち場となるエリアの水路の泥を上げ、水の流れをよくするための重要な作業であった。

しかし、今ではパイプ給水となったため、要は、排水路のみの泥上げですむようになったのである。

子供の頃には、よく大人の人達が泥上げ作業をしている側をくっついて歩き、時には、ドジョウやなまずなどが見つけられるとバケツに入れたりして遊んでいたものである。

ゲーム機などもなかった昔は、そういったことが子供の遊びであったのかもしれない。

その遊びの中で、集落の習慣や作業の仕方などを自然と身につけていったのではなかろうか。

今年は4月6日が日曜日である。「いほり」があるとの電話が、しばらくするとかかってくるのだろう。

 

トキ、タンチョウ、コウノトリ、ハクチョウ?

これは何だろう。珠洲市で見ることのできる鳥です。

と言っても私が直接見たわけではありません。先日、珠洲にまるかじりイベントに行かれた人に聞いた話です。

トキは、富山県や羽咋市にいたものが恋人を求めて珠洲の方まで飛んできたようです。

丹頂鶴も飛んできていたようです。

コウノトリも飛来していたようです。

白鳥については、数年前から毎年飛来しております。

とき とき2

見ることのできる場所ですか。

教えちゃうとたくさんの人が来て、鳥がびっくりして逃げていくかもしれないので、そっとしておいた方がよいのかもしれませんが、のときんぷらのホームページをご覧になった人だけにお教えします。

珠洲市へ向かって、ひたすら農面道路(珠洲道路ともいう。)を走り続け、珠洲市総合病院を横目に見ながら、あと2キロほど走ると、東山中、岡田方面へ向かう道路と交わる十字路があります。その十字路の左斜め前方に水をはった田んぼが見えます。そこに白鳥毎年飛来しています。

その反対側の畑にトキを見たそうです。数人の人たちが見ているにもかかわらず、トキは畑にくちばしを差し入れ、ミミズでしょうか、おけらでしょうか、もくもくとえさ取りをしていたそうです。

皆さんも見に来られてはいかがですか。

多くの人が写真を撮りに来られたりしておりますよ。

私が訪ねたときも、志賀町からご夫婦でカメラを手に鳥を撮影するのが好きで、しょっちゅう県内を回っているとのことでした。

卯辰山の池にもハクチョウがいるそうですよ