「たかも」ってなんだろうと思われる方も多いと思います。
正式名称は「アカモク」、ヒバマタ目ホンダワラ科に属する海藻です。
能登でも地域によって呼び名は変わっております。
のときんぷらの周辺地域では、「たかも」と呼ばれ、珠洲の方へ行くと「だいずる」と呼ばれています。
細長い(一本が4~5メートル以上あるのでは)海藻ですが、粘りけがあって、味噌汁の具材、酢味噌和え、ポン酢でもおいしく食べることができます。
私の家では、酢醤油で食べることが多いのですが、海藻しゃぶしゃぶや粕汁に入れてもおいしいです。
能登には、この他、「カジメ」なども採れるのですが、今年はカジメが少なかったそうです。
茶色の幅広の海藻を細く切りに刻み、ぼうず(具を入れない)粕汁をつくり、お椀に刻んだカジメを予め入れて、その上に熱々の粕汁を注ぐと、真っ青になり、どろどろの食感がたまらなくおいしいです。
珠洲の飲食店では、海藻しゃぶしゃぶなども供されておりますので、寒い時がおいしいごちそうなので、寒いうちに是非ご賞味してみてください。